関税がかからない?海外通販でいくらから払うのか
海外通販をするときに避けては通れない関税の問題。
お得だと思って商品を海外通販したら、あとから高額な関税を請求されたなんてことはあって欲しくないですよね。
そこで海外通販歴を活かして、関税についてなるべく簡単に紹介していきます!
海外通販をして商品を販売する目的の方は当てはまりません。
海外通販の関税の基本がたった1分で丸わかり!
海外通販において関税がかかるのか、かからないのかを決めるのは3つだけ。
- どこの国から
- どの商品を
- どのくらい
どこの国から、どの商品を、どのくらい海外通販で輸入するのかが基本要素です。
まずは海外通販にかかる関税を基本である3点をそれぞれ紹介していきます。
どこの国から
関税の決めての1つ目は、どこの国で生産されたものを海外通販するかです。
どこの国から海外通販するのかではなく、どこの国で生産されたものか、ですのでご注意を。
例えば、タイ・フィリピン・インドネシアの発展途上国は「特恵関税(とっけいかんぜい)」という特別な関税がかかります。
発展途上国を優遇するための関税で、本来の関税よりも低い関税率が適用されます。
アメリカ・韓国・ヨーロッパ諸国の先進国は本来の関税率です。
つみき
どの商品を
2つ目は、どの商品を海外通販するかで関税が決まります。
これから海外通販しようとしている商品はどれにあたるでしょうか?
多くの方が一番下の「その他のもの」に当てはまると思います。これからの説明をスムーズにするためにも5%という数字を頭に入れておいて下さい。
どのくらい
関税率に影響する3つ目の項目は、どのくらいの額の商品を海外通販するかです。
じつは海外通販をする際には減免措置があり、一定額以下であれば関税がかからないのです。これについては後ほど説明します。
一定額以上になれば商品ごとに決められた関税が適用されてしまうというわけです。
いくらから課税される?簡単な計算方法を紹介
結局のところ、いくら分を海外通販したら、いくら関税がかかるの?ということが知りたいですよね。
先にお答えします。16,666円以下なら免税です!
海外通販で輸入する1つの荷物につき16,666円以下であれば関税は免除されます。
商品の種類がいくつあるのかは関係ありません。あくまで1つの荷物にいくら分入っているのかが見られます。
では、なぜ中途半端な16,666円なのでしょうか?その理由を説明していきます。
課税価格が1万円以下は免税
まず知っておきたいのが、課税価格が1万円以下だと関税がかからないということです。
課税価格=「海外小売価格の0.6倍」
課税価格とは、海外小売価格に0.6倍をかけた金額。
16,666(海外小売価格)×0.6=9999.6(課税価格)
課税価格が限りなく1万円に近いですが、1万円以下なので免税ということです。[/box]
ここで気になるのが、課税価格が1万円を超えたらどのような計算で関税が決まるのかということですよね。
そこで課税価格が1万円を超えた場合の計算方法をくわしくみていきましょう。
課税価格が1万円を超えた場合の関税計算方法
関税の計算は意外と簡単です。先ほど紹介した関税率を思い出してみてくださいね。ほとんどの方が5%のはずです。
その5%を課税価格にかけるだけ。つまり20,000円の海外通販をしたとすると、支払わなければいけない関税は以下のような計算方法で出すことができます。
20,000円×0.6=12,000円
次に課税価格に関税率5%をかけます。
12,000×5%=600円
20,000円の海外通販をすると、600円の関税がかかるということですね。
では、600円の関税はいつ、だれに支払えばいいのでしょうか?くわしく紹介していきますよ~!
いつ払うの?運送会社によって違う支払方法
海外通販をして関税を支払うことになったら、いつ・誰に支払えばよいのでしょうか?
基本的には自分で手続きする必要はありませんので、ご安心くださいね。
荷物が届くときに支払う
日本郵便が届けてくれる海外通販の荷物は、このパターンです。
自宅に荷物が届いたときに、配達員さんにお金を支払って関税を納めます。代引きで荷物を受け取るときを想像していただければ簡単ですね。
経験上、この関税の納税方法が一番多いと思います。日本郵便が海外通販の品物を届けてくれることが多いからかもしれませんが。
日本政府からしてみれば、もれなく確実に関税を徴収できる方法ですよね(笑)
荷物受け取り後に支払う
フェデックス(Fedex)が荷物を届けてくれるのであれば、荷物の受け取り後に支払います。
箱の側面に同封されている用紙をもって、コンビニか銀行に行って振込をするというスタイル。公共料金の支払いを思い出していただければお分かりかともいますが、とても簡単ですよね!
私の経験上、海外通販でかかった関税は上記の二つの方法でした。他の運送会社では試したことがないのですが、おそらくは前者の受け取り時に支払うパターンでしょう。
また、海外通販するお店によっては、関税を事前に徴収されることがあるのをご存知でしょうか?
購入するときに支払う
海外通販する会社がBorder Freeという会社と提携している場合は、購入時に関税も含まれているのでこれまで説明してきた関税の話が必要ありません。
例えばSephoraという大手化粧品販売小売店はBorder Free社と提携しておりますので、化粧品を20,000円分海外通販したとしても後から支払う関税はないのです。その代わり、20,000円の中に関税が含まれています。
関税がいくらになるか計算もいりませんし、後から関税を支払わなくていいのはとても楽ですよね!
まとめ~送料の金額によって対応を変えて!
海外通販をするときの関税について簡単にまとめましたが、「結局どうすれば安く抑えられるのか?」を知りたいですよね。
私の答えは、「送料の金額に応じて、関税がかからないようにするか、支払うのかを変えるべき」です。
例えば、30,000円分を海外通販するとしましょう。
つみき
送料無料で届けてくれるお店であれば、注文をわけて16,666円以下にすることで関税は免税になります。
しかし送料が2,000円ほどかかる場合は、2度注文することで4,000円払うことになりますよね。しかし30,000円の関税は900円なので、1度の注文にすれば2900円に抑えることができます。
これは関税率と送料、購入金額によって変動するので、ご自身で計算していただくしか方法はありませんが、この記事を思い出していただければ計算はできると思います!
海外通販で輸入する際に支払う関税について説明してきましたがいかがでしたか?
この記事で前提としているのは、個人使用目的の商品を海外通販するときだけですので今一度ご注意を。
関税に関する不安を取り除けたなら幸いです。引き続き海外通販をお楽しみください~!
>>「日本語だけで利用できる!おすすめの海外通販サイト9選」